Eternal light の blog

エターナルライトのブログ 〜 のびのび幸せに

ギフトは斜め上からも

こんばんは☆

数日前、インスタグラムを見ててとあるサイトにたどり着きました。
それは真っ赤なルバーブを育ててる方のページでした。

ご存知の方いらっしゃいますか?
子どもの時に食べたルバーブジャムが大好きになって、毎日食べたい!と思って、1株から増やして何十年も大切に栽培されてる・・・というお話。

そのお話を拝見して、胸がきゅんとなってしまって、泣きながら即行でジャムを注文してしまいました。

大好きになって、ずっと一緒にいたくて、ずっと大事に大事にしてきた・・・というところが、とてもすてきだなぁって思って。

こういうのに弱いんです(あとくいしんぼうだから、というのもある)。

その方の場合、それは家族の物語でもあって。
最初は、ジャムを作っていたのはお母さまで、ルバーブを増やしていたのはお父さまだったのです。

それを、今は娘さんが受け継いでいる。
そういうつながりを大切にしているところも、いいなぁと思いました。


で、直接関係あるかどうかわからないのですが、ふと思い出したことがあります。

私が5歳くらいの時に、母と兄が田舎に行ってて、父と二人の夏休みがありました。
とある昼ご飯に、父が、おそうめんだか冷や麦だかを茹でてくれたのです。

でも、父はその当時はぜんぜん台所に立ったことがなくて、おそうめんも冷や麦も茹でるのははじめてで。
出来上がった麺は、束になってあちこちくっついてました。

失敗しちゃったよ~、ごめんね~、みたいなことを父は言い。
子供ながらに私は気を遣って、おいしいよ、とかなんとか言ったのかな?
よくは覚えていないのですが(なにしろウン十年前で・・・)。

あの時の光景を、いまだに時々思い出してしまいます。
思い出すと、涙が出てくる。


それから、私が30代前半くらいのことだったかなぁ、と思いますが。
母がお教室で習ってきたお料理を実家で作った時のことです。

そのお教室は、ちょっとオサレなお皿とかテーブルセッティングとかをしてくれるところだったんですよね。お料理サロン。

そこで、ケーキスタンド(アフタヌーンティーとかで出てくるような)を使って、お料理の盛り付けをしてたそうなのです。

それが素敵だったので、母はおうちでも再現したかったのだけれど、そんなこじゃれたものは持ってないので、厚紙とかチラシとかを駆使して、手作りのケーキスタンドに仕立てたのです。

もう、その時点で、全然オサレではなく^^
当時は、ちょっと茶化したり、母も「いいのよ! 雰囲気が出れば~」みたいな感じで、みんなで笑いあっていたような気がしますが。

そのことを思い出すと、胸がきゅんとなってしまうのです。
そして泣く。またも。


親に対して、こんな言い方はアレなんですけど。
なんというか、かわいいというか、いじらしくて。

家族に喜んでもらえたらいいな、とか、こんなふうにしたら楽しいんじゃないかな、とか、あれこれ思いながら用意したのかな。
その胸のうちを今聞いても、本人は覚えていないでしょうけれど。

キラキラと輝くような思い出でも、かっこいい思い出でもなく。
ちょっとおとぼけというか、あらら・・・という感じもなきにしもあらずですが。

私にとっては、ずっとずっと折に触れ思い出してしまう、大事なギフト、なのかな、と思います。

父や、母の、その気持ちが、ただ嬉しかった。
そこで目の前にあらわれてる出来事や、物が、たとえどんな状態でも関係なくて。

もしかしたら、本人は「失敗したな」とか「全然だめだったな」とか、思っていたかもしれないけど。
そういうのも、受け取る私が感じている思いには、全く関係なくて。

ただただ、胸から思いがあふれるような感じになり。
あぁ、嬉しいな、と、また泣いてしまうのでした。


そんな、お話。

読んでくださってありがとうございます^^
ではでは☆